国の特別天然記念物で、絶滅危惧種のタンチョウの越冬状況を調べる道の「2021年度第2回調査」が25日、道内の生息地や過去に目撃情報がある地域で一斉に行われた。苫小牧市東部の雪原でも道職員と日本野鳥の会レンジャーの計3人が車で巡回し目視を試みたが、この日は確認できなかった。
ウトナイ湖サンクチュアリの中村聡チーフレンジャーは「餌場に雪が降り積もったことで、他の地域に移動した可能性もある」と話していた。
種の保存法で、国の希少野生動植物種に指定されているタンチョウ。近年は生息数を伸ばし、道央方面にも生息域を広げつつあることから、中村さんは「非常に警戒心が強い希少な鳥。安心して過ごせるように、発見しても遠くから見守るなどマナーを守って観察を」と呼び掛ける。
道による調査は毎冬2回、越冬分布や規模などを把握。1989年度から行われ、今回は全道7振興局34市町村の計約265カ所で実施された。最多記録は2020年度の1516羽。
昨年12月の第1回調査は9振興局43市町村349カ所で行われ、937羽が見つかった。胆振管内でも、苫小牧市とむかわ町で成鳥計3羽が確認されている。第2回調査の結果は、早ければ2月下旬にも公表される予定。
















