苫小牧市と苫小牧商工会議所が主催する苫小牧都市再生講演会の第5弾が25日、市職員会館でオンライン形式を交えて開かれた。人材サービス業キャリアバンク(札幌)の執行役員、水田充彦海外事業部部長(43)が「多文化共生の実現に向けて」をテーマに講演。外国人労働者の採用方法や定着支援のポイントなどを説明した。
市の都市再生コンセプトプランの具現化に向けた事業で、今年度最後の講演会。新型コロナウイルス感染が急拡大する中、会場は意見交換会の参加者に限定した上、オンラインセミナーの位置付けで開催。約50人が耳を傾けた。
水田さんは高度外国人材、技能実習などを例に、必要な在留資格や採用の流れを解説。外国人労働者が増え続けている現状を挙げ「日本で就職したい外国人はたくさんいる。募集すると2~3倍は集まる」と述べた。外国人を受け入れる際は「相手が異文化で頑張っていることを理解して」と求め、「宗教関係は事前の面接でしっかり確認し、社内環境を見直して」などとアドバイスした。
さらに外国人は意欲が高い「ハネムーン期」、言葉の壁などに悩む「カルチャーショック期」を経て、適応、成熟していくと指摘。「異文化で苦しんでいる時、かわいくない反応もするが、受け入れられるかが定着する鍵」と強調。また、日本人の先輩についても「盲点だが、異文化に接するのは同じ」とフォローする必要性を説いた。
引き続き官民約20人が意見交換し、所属先の事業などを紹介し合い、情報の共有と連携の強化を図った。
















