性教育パンフ配布中 苫小牧市男女平等参画推進センター 若い世代知るべき知識紹介

性教育パンフ配布中 苫小牧市男女平等参画推進センター 若い世代知るべき知識紹介
「#つながりBOOK」をアピールする中田さん(右)ら

 苫小牧市男女平等参画推進センターは、一般社団法人日本家族計画協会の性教育パンフレットを希望者に配布している。同協会がインターネット上で公開するパンフレットデータを印刷、冊子化。性の知識が乏しいことで不安に陥ったり、困った状況に置かれたりする若者を少しでも減らしたい考えだ。同センターで配布するほか、市内の小中学校や高校の教護教員に提供し、性教育や相談対応の場面で活用を促す。

 パンフレットの名称は「#つながるBOOK」。新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年春以降、予期せぬ妊娠や望まない性交、子どもの養育に関する若年女性からの相談が全国で増加したことを受け、研究の一環として厚生労働行政推進調査事業費補助金を活用して作成。昨年5月、ホームページ上で公開された。

 全22ページで「恋愛編」「SEX編」「月経編」「妊娠編」「性感染症編」の5項目から成る。恋愛編では「恋愛ってしなきゃだめなの?」「恋人同士はイチャイチャしなきゃいけないの?」「セックスする前に話してみよう」といった性行為に至る段階を考慮して整理。セックス編では、互いの意思表示と合意が重要であることに加え、避妊方法についても紹介している。

 妊娠編は妊娠の有無を確かめる方法や判明した際に考えるべきこと、人工妊娠中絶が可能な時期などを示している。オールカラーでイラストや吹き出しをふんだんに用い、中高生も理解しやすい言葉でまとめている。

 同協会はパンフレットのデータを無料公開中で、プリンターなどで印刷して自由に活用できる。希望者には冊子印刷用データも提供しており、すでに全国各地で冊子化され、性教育の授業などに使われている。

 市内で若者や母親らに向けた性教育の普及に取り組む助産師中田知穂さんが、同センターにこの取り組みを紹介。同センターは「若い世代に伝えたい性の知識がしっかり盛り込まれており、多くの人に届けたい」と500部印刷して昨年12月、持ち帰り用としてセンター内に置いたほか、市内の小中学校や高校の養護教諭に配布した。

 中田さんは「何気ない疑問への答えが分かりやすく書かれている。若い世代はもちろん、中高生らと関わる人たちにも活用してもらえれば」と話す。

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