函館税関苫小牧税関支署がまとめた2021年の苫小牧港貿易概況(速報値)によると、輸出入総額は前年比44%増の8954億4000万円で、3年ぶりに前年実績を上回った。輸入の大部分を占める「原油・粗油」の需要が回復するなど、新型コロナウイルス感染拡大前(19年、9303億円)の水準に戻りつつある。
輸出は、51%増の1495億1300万円。2年ぶりに前年実績を上回った。中国向け冷凍ホタテなどの出荷が伸び、「魚介類・同調製品」が前年比69・4%増の319億4300万円。
主力の「輸送用機器」は米国とブラジル向けギアボックスの出荷が好調で2・2倍の396億4700万円。「一般機械」はタイ向けエンジンの需要が高く、13・5%増の245億9800万円となった。
輸入は、7459億2700万円で、2年ぶりの増加。サウジアラビアなどから仕入れる「原油・粗油」は、製油所の大規模定期補修工事が行われた20年の反動や原油高の影響を受け、76・6%増の3061億800万円。豪州などから入る「石炭」は、価格高騰により88・7%増の691億700万円。ドイツやフランスの農業用機械など「一般機械」は25・9%増の509億4800万円となった。
21年12月の苫小牧港貿易概況(速報値)は、輸出入総額が55%増の980億8800万円。11カ月連続で前年同月を上回った。
















