【北京時事】北京冬季五輪は4日の開会式に先立ち、2日に競技が始まる。同日は日本が出場権を得られなかったカーリング混合ダブルスのみ実施。日本勢は3日から登場し、冬季五輪史上最多のメダル13個(金4、銀5、銅4)を獲得した4年前の平昌大会(韓国)を上回る活躍が期待される。
2日のカーリング混合複は1次リーグ4試合が午後8時(日本時間同9時)すぎに開始。地元中国はスイスと対戦する。
3日はフリースタイルスキー・モーグルの予選にメダルの期待がかかる男子の堀島行真(トヨタ自動車)、女子の川村あんり(東京・日体大桜華高)が出場。アイスホッケー女子の1次リーグでは日本がスウェーデンとの初戦を迎える。
昨夏の東京大会に続き新型コロナウイルスの世界的流行が続く中での五輪開催となるが、中国政府は厳しい感染対策を徹底して何としても成功させる構えだ。
競技は開会式翌日の5日にノルディックスキー・ジャンプやスピードスケート、スノーボードなどが始まり本格化。20日まで7競技109種目でメダル争いが繰り広げられる。
日本は平昌での好成績に続き、東京で史上最多の58個のメダルを獲得。半年後に開かれる今大会でも勢いを示すことができるかが焦点になる。
【北京時事】北京五輪でメダル量産が期待されるスピードスケート日本代表が、選手村入村翌日の1月31日、本番会場で初めての練習に臨んだ。選手団主将で女子5種目に出場する高木美帆(日体大職)や、前回の平昌五輪女子500メートル金メダリスト、小平奈緒(相沢病院)らが約1時間氷の感触を確かめた。
高木美は、これまで経験した中国のリンクと比較し、「氷の感触は自分が予想していたより、悪くない。すごく落ち着くというか、居心地はいいな」と印象を話した。
小平はスタート練習を中心に励んだ。「氷はすごくきれい。会場にもすっと溶け込めるような感じ。神聖な空気を感じ取ることはできた」と語り、「毎回心がワクワクするような気分になれる。またこの舞台でスケートができることが本当にうれしい」。股関節の不調を乗り越え、五輪に戻ってきた喜びを素直に表現した。
高木美は開会式翌日の5日にある女子3000メートルが、小平は13日の女子500メートルが初戦となる。

















