苫小牧市内の剣道道場、沼ノ端剣輪道場が全日本剣道連盟の少年剣道教育奨励賞を受賞した。荒谷祥実代表は「ついてきてくれた子どもや指導者に感謝したい」と受賞を喜んでいる。
教育奨励賞は少年剣道の指導を10年以上続け、競技人口の拡大に貢献した道場が対象。今年度は道内8道場が受賞した。
同道場は2012年設立。拓進小体育館や市総合体育館などで週に5回の練習を行っている。現在は幼児から中学3年までの19人が稽古に励んでいる。
モットーは「常笑」。練習中も一発芸を披露する時間を設けるなど、笑いの絶えない雰囲気をつくっている。「厳しく指導することもあるけど、子どもが笑いながら練習できる環境を整えている」(荒谷代表)。
6歳で入門した櫻井伽乃吾(青翔中2年)は「練習に行くのが楽しみになる道場。今後も練習を頑張って一試合でも多く勝ちたい」と話していた。
荒谷代表は「道場を人間形成の場にしたい。社会人になって、先輩からかわいがられるような人を育てたい」と語った。

















