旗手の郷、軽やかに行進

旗手の郷、軽やかに行進
日本選手団の入場行進で旗手を務める(左から)ノルディックスキー複合男子の渡部暁斗、スピードスケート女子の郷亜里砂=4日、北京(時事)

 日本選手団を先導した旗手の一人はスピードスケート女子の郷亜里砂。大きな日の丸を手に、ノルディックスキー複合の渡部暁斗とともに軽やかに行進した。

 「スケートどころ」ではない山口県、愛媛県で国体の強化指定選手になるなどして、競技を続けた時期もあった苦労人。30歳で臨んだ2018年平昌五輪後に一時は引退しながらも、再び大舞台へと戻ってきた。

 「今まで私を支えてくださったたくさんの方々へ感謝の気持ちを込めて、思い切り悔いのないレースをしてきたい」。4年前は涙の8位にとどまった500メートル。今度は納得のいく滑りを披露し、開会式でのような晴れやかな表情で終えたいところだ。

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