道内で新型コロナウイルスの感染者数が急増する中、苫小牧市内で抗原検査キットの需要が高まっている。PCR検査に比べて短時間で結果が分かり、販売する小売店では今年に入って問い合わせが急増。チェーン店のドラッグストアでは品薄状態が続いている。
アルス美原店(美原町)は、2021年2月から抗原検査キット(税込み1500円)の販売を始めた。唾液を採取して陽性か陰性を調べるタイプで、同年9月で国の緊急事態宣言が解除されて以降、売り上げが落ち着いていたが、感染者数の増加に伴い、今年に入ってからの問い合わせが前年同期に比べ2倍以上となった。
販売開始後、年間1000個を仕入れ、店頭の商品が無くなり次第、補充している。建設業や運送業などの企業関係者が30~60個まとめて購入することもあるといい、平田幸彦代表は「口コミで新規の方から問い合わせを受けることも増えた」と話す。
道内の感染者数は5日に過去最多の4046人が確認されるなど増加に歯止めがかからず、市内に店舗を構える大手ドラッグストアも対応に追われている。道内外に店舗を持つチェーン店は「キットを入荷してもすぐに売れていく」と入荷が追い付かない状態。道内を基盤とするドラッグストアは「オミクロン株の勢いは想像以上。店舗で混乱が生じている」と明かす。
苫小牧市健康支援課は「漠然と不安という人は日ごろからの感染防止対策を徹底し、陽性者から連絡が入るなど感染疑いのある場合に抗原検査キットを使用してほしい」と冷静な対応を呼び掛けている。
















