苫小牧市勇払の勇武津資料館は5日、昭和歌謡のレコードを鑑賞する生活体験教室「懐かしの音楽会」を館内で開いた。市民ら4人が1930年製の手回し式蓄音機の音色を楽しんだ。
蓄音機は、50~70年代に流通し、1分間に78回転するSPレコードが演奏できるビンテージ品。市美術博物館がレコードセットと共に所蔵しているものを使用した。勇武津資料館がレコード鑑賞会を開いたのは初めて。
同館職員の藤原康成さんが講師を務め、昭和期の代表的作曲家、古賀政男による「丘を越えて」=1931年=や「影を慕いて」=同32年=など戦中戦後の歌謡曲を中心に14曲のレコードをかけた。ぜんまい仕掛けで動く蓄音機のハンドルを回す体験も行った。
古賀と並ぶ国民歌謡の作曲家、吉田正による「苫小牧シャンソン」=76(同51)年=も紹介され、市北栄町在住の女性(83)は「30代の時、とまこまい港まつりの市民踊りパレードで聞いたことがある。懐かしい」と昔を振り返っていた。藤原さんは「青春時代を懐かしむきっかけにしてもらえてよかった」と話していた。
















