苫小牧市から市営住宅の管理業務を委託されているMMS・ニシムラグループ共同企業体は今月、1人暮らしの高齢者の見守り事業をスタートさせた。電話での定期的な安否確認のほか高齢者の生活に役立つセミナーの開催、玄関口に郵便物や新聞がたまっていないかを確認する活動などを計画。高齢になっても安心して慣れた地域で暮らし続けられる住環境づくりをサポートしていく。
道営住宅や市営住宅などの管理業務を担う不動産総合管理会社のエムエムエスマンションマネージメントサービス(MMS)と、総合塗装業のニシムラ塗装でつくる共同企業体は市の委託を受け、昨年10月から市営住宅270棟(入居数約7070世帯)を管理している。
MMSはこれまでも道営住宅の管理業務と合わせ、入居者の見守り事業を展開。市内では2014年度から、70歳以上の独居高齢者に電話をかけ、安否確認しているが市営住宅でも2カ月に1回ペースで同様の取り組みを始めた。
社員は認知症サポーター養成講座を受講し、認知症への知識を深めた上、住民の生活をサポート。自宅のポストに新聞がたまっていないかを小まめに確認するなどの活動や専門家によるセミナー開催なども計画している。共同企業体は今月発行の市営住宅の入居者向けの広報誌「すまとま」で、事業をPRした。
今後は子どもの見守り活動にも着手。子育て世帯の日頃の様子に気を配る中で、幼児だけの長時間の留守番や十分な食事が与えられていないなど不適切な養育状況をいち早く把握し、関係機関につなぐ役割も担っていく。
子育て世帯が必要とする支援を受けられるよう、生活上のさまざまな困り事にもきめ細かに対応したい考えだ。
MMS苫小牧支店の担当者は「培ってきたノウハウを生かしながら自治会や社会福祉協議会、包括支援センターなどと連携してより安心・安全な生活環境を整えたい」と意気込んでいる。
















