材料の分析装置導入 苫小牧市テクノセンター

材料の分析装置導入
苫小牧市テクノセンター
新たに導入したフーリエ変換赤外分光光度計

 苫小牧市テクノセンター(柏原)は塗料や油分、ゴムなどの有機系材料を分析する「フーリエ変換赤外分光光度計(FT―IR)」を新たに導入した。ものづくり現場で異物が混入した際など、材質の推定に威力を発揮する装置で、同センターは「地元企業の要望が多く、導入を決めた」としている。

 同センターはこれまで材料の分析装置が4台あったが、いずれも金属をはじめ無機系材料が対象。異物の混入や付着など有機系材料の分析は道立総合研究機構の工業試験場(札幌市)を紹介していた。

 FT―IRは有機系化合物が対象で固体、液体、気体を定性分析できる。0・1~0・01ミリの微細な物質が対象の顕微機能部、0・1ミリ以上を測定する機能部がある。今年1月から7年間、約2700万円でリース導入した。

 同装置は炭素や酸素、窒素、水素など元素や化合物ごとに、吸収される光の波長が決まっている原理を利用。測定する物質に赤外光を当て、反射する赤外光の量を確認し、約3万点ある資料データと照合し、その物質が何かを推定する。

 同センターは「混入や付着した異物を確認する場合、事前に工場で使う物質をデータベース化しておけば、より早く物質を解析できる」とアピール。「ホイールの表面に付いた油など、形状にもよるが大きな部品もそのまま分析できる」と説明している。

 同装置は1時間2600円で利用できる。測定などを依頼する場合は物質1点につき4800円。装置の使い方などを無料で教える研修会も随時開いており、同センターは「申込者ごとに個別で対応する」と利用を呼び掛けている。

 問い合わせは同センター 電話0144(57)0210。

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