函館税関千歳税関支署がまとめた2021年の新千歳空港の貿易概況によると、輸出入総額は前年比4・2%増の283億9000万円だった。3年ぶりに前年実績を上回り、輸出、輸入ともに増えたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2年連続300億円割れと低迷した。
輸出は同0・3%増の218億2200万円。輸入した航空機1機(13億5300万円)を米国向けに輸出したため、「再輸出品」が同3・3倍の19億9900万円と大幅増。非金属鉱物製品は同1・8倍の8億6200万円で、タイ向けの電子部品が好調だった。
ただ、輸出の約5割を占める魚介類および同調整品は同11・7%減の110億2300万円で、台湾向け活ホタテ、香港向け乾燥・塩蔵ナマコなどが振るわなかった。
輸入は同19・4%増の65億6800万円。米国から民間航空機2機(5億2200万円)が入り、輸送用機器は同4・2倍の5億9000万円。電気機器は同18・1%増の13億6400万円で、中国からの航行用無線機(2億9100万円)が全増した。輸入の3割強を占める一般機械は同0・7%減の21億1400万円だった。
12年以降の直近10年間で総額300億円を下回るのは、20、21年の2度のみという低水準。コロナ流行前の2019年と比べ、輸出入総額は61%減、輸出は42・6%減、輸入は81・1%減だった。同支署は「海外との直航便が運休し、輸出入が他空港経由に振り替えられた。今後もコロナ回復で戻るかは不透明」と説明している。
入港機は前年比80・7%減の448機で、内訳は貨物のみを載せた旅客定期便75機、貨物チャーター便が261機など。出入国者はプライベート機旅客の15人で、内訳は入国が5人、出国が10人。
















