17日の苫小牧市議会定例会で、岩倉博文市長が述べた市政方針の要旨は次の通り。
【基本政策】
市民によるまちづくりの推進▽健全な行財政運営の推進▽ゼロカーボンシティへの挑戦―の3点。
【予算編成】
政策予算の一般財源は45億2000万円、早期発注事業は4億3000万円を計上した。
【重点政策】
持続可能なまちに向けた都市機能の強化
▽行政組織の活性化 4月に未来創造戦略室を設置、上下水道部全体の組織機構を見直す。自立型人材の育成をテーマとし、研修や人事マネジメントに新たな切り口で取り組む▽防災体制の充実 屋外スピーカーの音質改善。道公表の被害想定および減災目標を津波ハザードマップに反映させる▽まちなかの活性化 まちづくりの関係者や市民でつくるT.O.Pによる事業展開。日常的なにぎわい創出、まちなかの新たな誇りの醸成。
地域経済をけん引する力強い産業の展開
▽企業立地の促進、港湾整備とポートセールス推進 ゼロカーボン技術の研究開発や実証プロジェクトの誘致。苫小牧港・東港区周文埠頭(ふとう)の連続バース化。港湾地域の温室効果ガス削減目標や活動をまとめた苫小牧港カーボンニュートラルポート形成計画策定▽雇用・労働環境の整備・充実 市内企業の採用活動のオンライン化などを支援。企業の課題に専門家を通じて個別にサポート。公共工事発注は余裕期間制度の実施や週休2日制工事を試行する。
地域で活躍する”ひと”を育むまちの形成
▽地域福祉の推進 12月に開設予定の東開文化交流サロンを共生型地域福祉拠点に位置付ける▽子育て支援の充実 3歳未満児の受け皿をさらに拡充。安心して不妊治療を受けられる体制整備。東日本大震災の被災地を訪れるこども研修事業の実施▽市民スポーツ推進 日本学生氷上競技選手権大会や全国中学校卓球大会は新型コロナウイルスの感染状況を見極め、安全で安心して参加できる大会運営に努める。2023年度開催予定の全国高校総合体育大会(ソフトテニス・テニス競技)の実行委員会を設立し、準備を本格化させる。
【主要政策】
共に支え合い健やかに暮らすまち
アフターコロナを見据えた”こころの健康づくり”を行う。市立病院でコロナの対応に努めるとともに、新たな経営改革プランを作る。苫小牧版地域包括ケアシステムの深化や医療的ケア児の在宅生活支援の継続。夏開催予定のいけまぜ夏フェスへの協力を通じ、誰もが暮らしやすい地域社会の実現を目指す。
明日を拓(ひら)く力みなぎる産業のまち
新たに畜産担い手育成総合整備事業を実施。サケの不漁や北海道沿岸の赤潮被害などを踏まえ、水産資源の安定確保を支援。森林環境譲与税を使い、民間の森林所有者への意向調査を行い、森林経営の健全化を図る。とまチョップポイント事業のアプリ化。プレミアム付き商品券事業や宿泊割引・宿泊者向け商品券配布事業の実施。市中小企業振興計画の次期計画を策定。統合型リゾート(IR)を含めた国際リゾート構想の実現に向け取り組む。
学ぶ喜びがあふれる文化の薫るまち
北洋大学への職員配置継続。市民ホール(仮称)はPFI法に基づき事業者と契約し、設計業務に着手する。はちとまネットワークの八戸市との連携、姉妹都市の八王子市や締結40周年の日光市との交流を進める。
自然と環境にやさしいまち
市街地のエゾシカ出没の増加傾向から捕獲などの対策の試行実施。環境基本計画の大幅な見直し。市役所エコオフィスプランも改訂し、公共施設への再生可能エネルギー導入を計画的に進める。
安全・安心で快適に暮らすまち
6月の全国都市緑化北海道フェアの協賛会場として本市の豊かな緑と自然の魅力を発信。公設地方卸売市場の花き部の民間移譲を進める。
















