華やか五輪終幕―選手の胸に迫る言葉集〔北京五輪〕

北京五輪が閉幕し、消えた聖火=20日、北京(時事)

 冬季大会で歴代最多となる18個のメダルを獲得した日本の選手らは、思い思いに閉会式を楽しんだ。スピードスケート女子の郷が開会式に続いて旗手を務めて入場すると、他の日本選手も続々と姿を見せた。カーリング女子の藤沢は携帯端末を用いて記念撮影。スピード男子の森重は他の人に担ぎ上げられ、笑みを浮かべながら登場した。フィギュアの木原はペアを組む三浦を「リフト」のように持ち上げてアピール。和やかな雰囲気を漂わせた。

 北京五輪で日本は冬季大会最多のメダル18個を獲得した。メダリストなどが印象的な言葉で熱戦を振り返る。

 ◇重み感じる

 平野歩夢(スノーボード男子ハーフパイプ金)ようやく夢がかなったという重みを感じる。

 ◇僕が魔物かも

 小林陵侑(スキージャンプ男子ノーマルヒル金)集中してイメージ通り動けた。僕が(五輪の)魔物だったかもしれない。

 ◇出る幕ではない

 高梨沙羅(スキージャンプ女子4位)結果で恩返しできず悔やまれる。もう私の出る幕ではないのかもしれない。

 ◇10倍うれしい

 渡部暁斗(ノルディックスキー複合団体で今大会2個目の銅)個人の10倍うれしい。みんなで盛り上がれる雰囲気がいい。

 ◇皆さんが支え

 村瀬心椛(スノーボード女子ビッグエア銅。17歳での獲得は冬季五輪の日本女子最年少)皆さんの支えで今がある。五輪でそれを感じた。

 ◇家族としてうれしい

 冨田るき(スノーボード女子ハーフパイプ5位。姉せなの銅に)選手としてはすごく悔しいけど、家族としてはすごくうれしい。

 ◇ステップの銅

 堀島行真(フリースタイルスキー男子モーグル銅)結果としてのゴールは金メダル。そのステップとして銅メダルがあった。

 ◇努力詰まった銀

 鍵山優真(フィギュアスケート男子銀)頑張ってきた全ての努力が詰まった銀メダル。

 ◇出し切った

 羽生結弦(フィギュアスケート男子4位で3連覇ならず)全部出し切ったというのが正直な気持ち。これ以上ないくらい頑張った。

 ◇神様がついている

 坂本花織(フィギュアスケート女子銅)やってきたことが報われるうれしさもあるし、神様がついているなとも感じる。

 ◇感慨深い

 高木美帆(スピードスケート女子1000メートル金)君が代を聴けるというのは感慨深く、込み上げてくるものがあった。

 ◇優勝できたかも

 高木菜那(スピードスケート女子団体追い抜き決勝で転倒)最後、転んでいなかったら優勝できたかもしれないタイムだった。悔しい。

 ◇うれしい気持ちで

 吉田知那美(カーリング女子銀)思い出はうれしい気持ちで残したいので、絶対にこのメダルを否定するような感情は持ちたくない。

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