高木菜「つらい五輪」

高木菜「つらい五輪」

 スピードスケート女子団体追い抜きで銀メダルを獲得した日本代表が20日、北京市で記者会見し、高木菜那(日本電産サンキョー)は、自らの転倒が響いて連覇を逃した大会を振り返り、「すごく悔しく、つらい五輪になった」と語った。

 不本意な決勝レースから5日。高木菜は「なかなか気持ちの整理がつかず、どう前を向けばいいんだろう」と思いを巡らせる中、メンバーで妹の高木美帆(日体大職)、佐藤綾乃(ANA)、控えの押切美沙紀(駒大苫高出、富士急)の励ましや日本からの応援が身に染みたという。

 今では「スケートに一番取り組んできた4年間を思い描いた形で終えることができなかったが、それ以上に大切なことに気付けた」とも言えるようになり、視線を先に向けて「糧と思えるよう、これからの人生を歩いていけたら」と話した。

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