苫小牧市は2022年度予算案に、海の駅ぷらっとみなと市場(港町)の施設整備事業費約1800万円を計上した。市場敷地内にプレハブ式のバリアフリートイレを設置するほか、施設の老朽化を踏まえた初の大規模機能診断を実施。まちを代表する観光拠点の利便性向上を目指す。
現在、市場内のトイレはバリアフリー化されておらず、車いす利用者や子ども連れから改善を求める声が多数寄せられていた。
プレハブのバリアフリートイレは介助人が付き添える広さで、オストメイト(人工肛門、人工ぼうこうの利用者)向けの洗浄台も内蔵された多機能型。市道汐見大通に面した正面入り口前に1基設置予定で、市の担当者は「来場者が利用しやすい場所に配置し、利便性を高めたい」と話す。
大規模機能診断は、来場者や市場関係者の安全確保が目的。既存施設の長期使用を見据え、修繕が必要な箇所や緊急度を見極め、費用も算出するという。
現在の建物は鉄骨造り平屋建てで、市公設地方卸売市場側のA棟が約960平方メートル、B棟が約800平方メートル。A棟は1971年、B棟は73年に建てられ、築50年以上が経過している。
同市場の青谷尚人事務局長は「身体の不自由な人への対応が課題だった。市と協力し、バリアフリー化を進め観光客はもちろん、地域住民もより多く集う場にしていきたい」と話す。
市は2015年度に約700万円を投じ、排水路や駐車場の整備、損傷の激しい屋根の取り換え作業などを行っている。
















