苫小牧の石橋さん 故郷でコーヒーショップ コロナ禍の失業にめげず開店

苫小牧の石橋さん 故郷でコーヒーショップ コロナ禍の失業にめげず開店
自慢のコーヒーを振る舞う石橋さん

 新型コロナウイルスの影響で職を失い、故郷の苫小牧市に戻ってコーヒー豆のオンライン販売を手掛けてきた石橋広大さん(24)が今月、市内日吉町2にコーヒーショップ「ISHIBASHI COFFEE」を開店した。「自宅以外のくつろげる場所として、店を使っていただけたら」とPRしている。

 石橋さんが上京して進んだ大学時代の楽しみは、喫茶店で過ごすことだった。慣れない地での生活に戸惑う中、「好きな本を読むことに集中でき、心が救われた」という。自身もコーヒーショップでアルバイトをしながら、焙煎(ばいせん)やドリップの技術を身に付けた。

 卒業し、コロナ禍に突入した2020年4月から、同じ店で正社員として働き始めたが「これまで来ていたサラリーマンが、ぱったりといなくなった」と肌で感じるほど経営不振に陥った。程なくして解雇を伝えられた。

 帰苫し、身の振り方を考える中で、「おいしいコーヒーを提供したい」という思いが募った。同年末に自家焙煎したコーヒー豆のオンライン販売を開始すると、SNS(インターネット交流サイト)や口コミで評判が広まった。益金などを元に今月9日、念願だった自店のオープンにこぎ着けた。コロナ禍の失業という不遇に見舞われたが、「自分にはコーヒーがあって良かった」と話す。

 フィルターコーヒー(税込み480円)は浅煎りか深煎りを選択でき、浅煎りは酸味が出やすいが、甘味のバランスを考えて提供する。カウンター5席にテーブル席が2卓。ジャズなどを流し、落ち着いた雰囲気の店にしたい考えだ。

 メニューはほかに、スペシャルコーヒー(同800円)、カフェオレ(同500円)、炭酸飲料のクラフトコーラ(同600円)など。パウンドケーキやチョコレートといったスイーツ(同200~300円)もそろえ、テークアウトもできる。

 営業時間は午前11時~午後7時。月、火曜定休。最新情報はインスタグラムの同店アカウントで知らせる。問い合わせは同店 電話0144(84)8464。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る