苫小牧市内の介護施設で働く人が講師となり、認知症の人への支援の在り方について語る認知症フレンドリーカレッジがこのほど、オンライン形式で開かれた。市東地域包括支援センターが、年齢を重ねたり病気になったりしても自分らしく暮らせる地域づくりを目指し、1~3月に全3回を計画。関心のある市民ら20人が参加した。
講師やテーマは毎回変わり、2回目のこの日は「介護事業所、介護職員のリアル」と題し、グループホームやシルバーデイケアなどで働く専門職3人が講師を務めた。
市内のグループホームや小規模多機能ホームなどの総合施設長を務める大澤薫さんは、認知症の人は被害妄想の中でパニックになったり、「家に帰る」と言って施設を出ようとする言動を繰り返したりすることが多いと説明。「周りの人はそうなったときの対策に気を取られがちだが、その行動につながっている不安や不快、不本意さに目を向けてほしい」と訴えた。
また、グループホームで暮らす高齢者とのエピソードを交えながら、「認知症になったとしても、納得して自分の人生を選択しようとする力は残されている。私たちはその選択のお手伝いをする役割を担っている」と強調した。
3回目のカレッジは26日午後1時半から。医療機関やケアマネジャーなどの立場から認知症について語ってもらう予定。問い合わせ、申し込みは同センター 電話0144(52)1155。
















