苫小牧清水小学校の赤崎和代教諭(48)が、第52回北海道教職員美術展の書道の部で特選に輝いた。中国・北魏の書家、鄭道昭が手掛けた「鄭義下婢(ていぎかひ)」の一部分を全紙にしたため、穏やかな線質と安定感が高く評価された。
同展は公立学校共済組合道支部などの主催。書道の部には全道から27人29点の応募があり、2点が最高賞の特選に選ばれた。
赤崎教諭は小学生時代の習い事を機に書道に打ち込み、十数年前から苫小牧書道連盟の田中翠甫顧問に師事。出勤前、縦約140センチ、横約70センチの全紙に書をしたためるのが日課で「筆を持たない日の方が少ない」と語る。
「鄭義下婢」は「温かみのある書風が大学時代から気に入っていた」と赤崎教諭。これまでもたびたび題材に選び、表現力を磨いてきた。今回の応募に際し、改めて田中顧問の指導を仰ぎながらこつこつと練習し、納得のいく作品に仕上げた。
均一な大きさの文字やゆがみのない真っすぐな行間は「何度も書いて、体で覚えた」と言う。地道な努力が実を結び、審査では「鄭道昭の書の特徴をよく捉えている。行の通りも良く美しい作品」との講評を受けた。
同展では過去に奨励賞を受賞しているが、赤崎教諭は「特選は大変うれしく、(田中)先生には感謝の気持ちでいっぱい」と強調。「もう一度見たいと思えるような作品づくりへ、今後も研さんを積みたい」と意欲を見せている。



















