東日本大震災発生から11年となるのを前に、苫小牧市のぞみコミュニティセンターは11日まで、ロビーで防災を考える展示を実施中だ。テーマは「冬の防災」。冬期間の発災を想定して燃焼効率が高く、暖房や調理器具として使い勝手の良い、「ロケットストーブ」についても紹介している。
毎年、防災用品や在宅避難をテーマにした展示会を開いているのぞみコミセン。今年は2018年9月の胆振東部地震で発生した大規模停電(ブラックアウト)を教訓に、暖房設備を使えない状況も想定した内容となっている。
冬期間、学校の体育館などで避難生活を送る際に便利なものとして、毛布や寝袋といった寝具に加え、床に敷いたり目隠しとして使ったりできるジョイントマット、簡易こたつの熱源になる使い捨てカイロ、体温の放出を防ぐアルミブランケットなどの用品を紹介。非常時の持ち出し用品に、厚手の靴下や肌着などを入れた「冬袋」を用意しておくことも推奨している。
在宅避難の際は、自宅の衣類や寝具をフル活用できる一方、停電などで暖房器具が使えない場合も想定してカセット式のガスストーブやポータブルの石油ストーブなどを備えておくことの大切さを強調。鋼鉄製の缶と煙突のパイプなど簡単な材料を組み合わせた「ロケットストーブ」の実物を展示し、作り方も紹介している。
押部直樹館長は「胆振東部地震がもし冬に起きていたら、発災後の生活はとても厳しいものになっていたはず。過去の災害を教訓に、いま一度備えの大切さに目を向けてもらいたい」と話す。
このほか図書室で、防災関連の書籍を集めた特集展示を実施中。ロケットストーブの作り方は、動画共有サイトユーチューブでも公開している。
市内のコミセンは、毎年、防災展示を実施。今年度、住吉、豊川は実施済みで、沼ノ端は20日からを予定している。
















