苫小牧市内の飲食店などで、食品を販売する自動販売機の設置が増えている。新型コロナウイルスの感染拡大で「非接触」の商品購入の需要が高まり、店舗によっては売り切れが出るほどの人気。各店とも工夫を凝らし、利用者の満足度を高めようとしている。
ぎょうざ屋杏(桜木町)は2021年10月、店舗前に自動販売機を設置した。冷凍ギョーザのセット10個税込み600円、20個1100円、30個1500円で24時間販売している。
利用客は店舗の営業終了後の夕方以降に多く、1日30セットを販売したこともあるという。従業員の板倉萌子さん(27)は「20個入りが人気。保冷パックに入っており、1時間ほど持ち歩くことができる」と話す。
味の大王(植苗)は、21年10月に2店、今年2月に2店の計4店で自動販売機が稼働している。冷凍のカレーラーメンとギョーザが各500円。多い日は1台で2万~3万円を売り上げる。特にカレーラーメンが人気だ。
コロナ禍による巣ごもり消費の増加で一部商品の生産が追い付かず、品切れになる日もあったという。中江友紀常務は「拓勇西町のぎょうざ部には別の自販機を置きたい」と新たな展開を予定している。
苫小牧港・西港と青森県の八戸港をフェリーで結ぶ川崎近海汽船(東京)は、船内の自動販売機で北海道と東北の海の幸をメニューに加えている。同社フェリー部は「変わったものを提供しようと始めた。ブログやSNS(インターネット交流サイト)で話題になることもある」という。現在は、かにめし(税込み900円)、うにめし(同600円)、ほやめし(同600円)を味わうことができる。
















