帝国データバンク札幌支店は、新型コロナウイルス感染拡大による原材料不足・高騰に伴う価格転嫁の道内企業実態調査結果を発表した。72・7%の企業が「影響がある」と回答。このうち4割超の企業は多少なりとも価格転嫁ができている一方、「価格転嫁が全くできていない」企業は30・8%に上った。
価格転嫁ができている内容は、「全てできている」は6・1%にとどまり、「8割程度できている」が10%、「5割程度」が9・9%、「2割程度」が15・9%だった。
企業からは「原材料や資材の高騰により逆ザヤ現象が出てきている。もはや現状では吸収できる状況にはないため、近く商品の値上げをする予定」(水産食料品製造)との切実な声が上がる。「コロナ禍で仕入れ商品の値上げ要請が来ているが、今後、得意先に見積書を提出した上での打ち合わせとなるので、価格転嫁に向けてはまだ時間がかかる」(包装用品卸売業)との声も寄せられている。
価格転嫁が8割以上できている(「全てできている」と「8割程度」の合計)と回答した企業の業種別では、「鉄鋼・非鉄・鉱業製品卸売業」が85・7%で最多。これに「化学品卸売業」(57・1%)が続いた。一方、「自動車・同部品小売業」と「人材派遣・紹介」は100%が「全くできていない」と回答した。
1月の仕入れ単価DIは69・6、販売単価DIは57・8=50を上回ると前年同月より仕入れ(販売)単価が上昇=。前月に比べると仕入れ単価は0・5ポイント、販売単価は0・8ポイントそれぞれ上昇している。
調査は1月18~31日に、道内企業1053社を対象に実施。578社から回答を得た。回答率54・9%。
















