今年に入り、道内各地で落雪や雪下ろし中の事故が相次いでいる。苫小牧市消防本部によると、市内でも雪に絡む事故の通報は7日までに7件に上る。道総務部危機対策局危機対策課は、雪下ろしは複数人で命綱を着用して作業することや、建物周辺では頭上からの落雪に注意するよう呼び掛けている。
7件の内訳は1月0件、2月3件、3月4件で、特に3月は死亡事故が2件相次いだ。苫小牧署などによると、5日午後4時55分ごろ、苫小牧市もえぎ町2の住宅軒下から80代女性が雪に埋もれた状態で発見された。また、7日午後5時5分ごろ、同市澄川町の70代男性が自宅屋根の雪下ろし中に転落し、市内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。そのほかの通報は「屋根から歩道に雪が落ちそう」「雪が落ちてベランダが傾いた」などで、消防隊員らによる雪の除去や固定作業で大きな被害には至らなかった。
道内では、昨年11月から今年2月の間に26人(前年同期比7人増)が転落や落雪などで死亡する事故が発生、けが人は261人(同78人減)だった。同課担当者によると被害者の多くが高齢者で、雪下ろし中や落雪によるものが大半だという。屋根の雪庇(せっぴ)を落とす際に氷塊が胸に当たるなどの事故も起きており、「雪庇やつららがある危険な場所には立ち入らず、作業は必ず2人以上で声を掛け合いながら行うよう徹底してほしい」と話している。
















