9年連続1億トン超え 苫小牧港21年貨物取扱量 コロナ影響から回復傾向

 苫小牧港の2021年貨物取扱量は1億477万6795トン(速報値)に上り、9年連続で1億トンを超えた。前年に比べ4・5%の増加。新型コロナウイルスの影響で大幅に減少した前年の反動もあり、国内、国際とも貨物量が増え、コロナ前の水準に戻りつつある。

 苫小牧港管理組合のまとめで分かった。全体の8割を占める国内貨物は、同港から他港への移出が前年比5・7%増の4423万6806トン。最も多い「完成自動車」は4・6%増の2879万6109トンとなった。主要品目では「その他の石油」が13・7%増の224万9677トン、「揮発油」が35・5%増の143万6990トンだった。

 他港からの移入は0・3%減の4450万5980トン。「その他の石油」が28・5%減の172万6693トンと大きく減少し、「完成自動車」は3%増の3230万7260トンだった。

 国際貨物は、輸出が9・6%増えて99万1082トン。品目別で増加したのは、「重油」が53・1%増の15万6447トン、中国向け冷凍ホタテなど「水産品」が5・5%増の10万9091トン。減少は「自動車部品」が12・4%減の8万9108トン、「紙・パルプ」が5・7%減の10万9760トン。

 輸入は16・5%増えて1504万2927トン。20年は出光興産北海道製油所の大規模定期補修工事(SDM)の影響で大幅に仕入れが減った「原油」が37・4%と大幅増の548万5486トン。「石炭」(8・7%増の455万9957トン)、「木材チップ」(23・7%増の102万9882トン)も増加した。

 国際コンテナ個数は、「原木」「製材」の輸入減や空コンテナ輸出の減などで、6・2%減の26万1093個(20フィートコンテナ換算)と2年連続で減少した。

 フェリー貨物は移出が4・5%増の2787万4725トン、移入が3・9%増の2990万4695トンといずれも増加し、コロナ前(19年)の水準を回復した。

 同組合は「21年は極端に減少した品目はなく、コロナの影響は少なくなっている」としている。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る