苫小牧市内の屋外スポーツ施設で今季のオープンに向けて着々と準備が進められている。大雪の影響で除雪作業は一部で難航しているが、各施設とも連日除雪などの作業に追われている。
緑ケ丘公園内の施設では1日から除雪作業が始まった。サッカー場では手押しの除雪機や除雪車を使って雪を場内から運び出している。順調に作業が進むと、陸上競技場は19日、サッカー場は15日、庭球場は4月1日に一般開放できる予定。
3施設は条例で4月1日の開場と定めている。指定管理者の緑豊建設は利用者のニーズに応えようと、例年3月中に前倒ししてオープンしてきた。矢野孝一統括は「今年は大雪もあって作業の負担は増しているが、利用者の要望にできる限り応えられるよう最善を尽くしたい」と話していた。
ゴルフ場は積雪に頭を悩ませている。樽前の北海道ドリームカントリークラブは、コースの多い所で50センチ以上の雪に覆われている。「例年の2倍以上は積もった」(同ゴルフ場)。コース上で除雪車は使用できないため、融雪剤を散布して雪解けを待っている。12日のオープン予定を19日に先送りし、さらに延期する可能性もあるという。石田和紀支配人は「1日も早くいい状態でオープンできるようにしたい」と語った。
ブルックスカントリークラブ(植苗)も26日の営業開始を予定していたが4月1日に延期した。御前水ゴルフ倶楽部(美沢)は4月2日のオープンを控えているが、今週末の雪の予報を懸念している。前田悟志副支配人は「例年通りのオープンを目指して準備を進めていきたい」と話していた。




















