苫小牧市は、市内拓勇西町の市街地に残る自然環境保全地区の沼ノ端拓勇樹林(3・2ヘクタール)の在り方について、環境の保全と適切な利用を図る基本方針を決めた。検討案にあった散策路やベンチなどの整備は見送る一方、拓勇樹林への愛着を深めてもらうため、市と地域の協働事業を推進する考えだ。
地域住民は自然保護を求める傾向が強いことが検討の過程で分かった一方、他の市民の認知度は低く、ごみのぽい捨てや落葉の大量発生、外来植物の侵入などの課題も浮上し、これらの対策に乗り出す考えも示した。
具体的には、現在2カ所に設置している説明看板を最新の調査データを反映した内容に改め、設置場所を増やす。植生を紹介する樹名板の取り付けや、樹林外周部の草刈り回数を現在の年1回より拡大し、管理を強化する。市と地域が協力したごみ拾い、市民向けの観察会開催も計画している。
市は2022年度中にごみ拾いを実現するため、町内会との協議を急ぐ他、23年度にも説明看板の更新、増設や樹名板の設置などに向け予算確保を目指すとしている。
















