彼岸の中日に当たる春分の日の21日、苫小牧市内の墓地には、花や線香を手にした家族連れらが次々と墓参りに訪れた。市内高丘の霊園はまだ厚い残雪に覆われており、長靴着用でスコップを持参する人の姿が多く見られた。
高丘霊園では園内の通路に例年よりも多くの雪が残っており、市民らは到着するや否やスコップを手に雪かき作業に追われていた。
除雪が終わると、墓石をきれいに拭いたり、仏花や果物を供えたりし、静かに手を合わせて先祖を弔っていた。
家族4人で墓参りに訪れていた市内豊川町の主婦中村恭子さん(71)は「45年近く来ているが、こんなに雪が残っているのは初めて」と驚きながら「今年も家族そろっての墓参りに、ご先祖様もさぞ喜んでいるだろう」と話した。
寒さが和らぐ時期とされる春の彼岸。市内は気圧の谷の通過に伴い、午前中は雪がちらついたが晴れ間も見えた。同日正午までの最高気温は5・2度(午前11時57分)。
室蘭地方気象台によると、ここ数日間は気圧の谷の影響で日中は曇りや雪の予報だが、気温は平年並みが続く見通しだ。
















