代役の山根 大一番へ覚悟 右サイドバックで奮闘誓う サッカー日本代表

代役の山根 大一番へ覚悟 右サイドバックで奮闘誓う サッカー日本代表
豪州戦に向けて練習する山根(左から2人目)=21日、シドニー(時事)

 【シドニー時事】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選を戦う日本代表のDF山根視来(川崎)が、勝てば7大会連続のW杯出場が決まるオーストラリア戦(24日、シドニー)を前に「自分の人生で一番大きな試合になる」と覚悟を口にした。表情には緊張感が漂う。

 右サイドバックで絶対的存在の酒井宏樹(浦和)が負傷で不参加。山根はその穴を埋める役割を期待されており、「現時点で大きなチャンスが目の前にある」と意気込む。昨年11月のベトナム、オマーン戦では、状態が万全でなかった酒井に代わりフル出場した。W杯予選独特の重圧は分かっている。

 右サイドは、最終予選で4戦連続ゴールをマークしている伊東純也(ゲンク)が前線におり、日本の生命線とも言える。山根は外を攻め上がるだけではなく、果敢に中へ入っていくプレーも持ち味だ。伊東との連係を重視した上で、「チャンスがあればどんどんいきたい」と言い、ゴールにも意欲的な姿勢を見せる。

 19日にJ1の広島戦で得点を挙げ、合流してきた代表では、まず球際で相手を上回ることを心掛ける。「入りの部分でエネルギーを持ってディフェンスしたい。そこでリズムをつくって良い攻撃につなげる」。最後まで走り切り、W杯切符獲得に貢献する。

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