「地域BWA」展開へ I・TEC 23年度内に市内網羅

「地域BWA」展開へ I・TEC 23年度内に市内網羅
I・TECソリューションズ本社に設置した地域BWAの基地局

 I・TECソリューションズ(苫小牧市表町)は、公共福祉の増進を目的とした電気通信業務用システム「地域BWA(広帯域移動無線アクセス)」の展開を計画している。無線通信のネットワークにより、地域情報の提供や給付金の電子マネー化などが期待される。同社は市内で基地局の設置を進め、市民や企業に活用してもらうとしている。

 同社によると、地域BWAは総務省が審査し、要件を満たす事業者に無線局免許を付与する制度。一つの基地局で半径2~3キロをカバーでき、通信速度は主流の通信規格「4G」並み、公共サービスに影響が出ない範囲で民間利用が可能だ。道内では苫小牧市が7例目となる。

 同社は、ICT(情報通信技術)を活用して地域の課題解決を目指す「スマートシティー」の実現に向け、市内全域のインフラ基盤が最重要と考え、地域BWAに着目。3年ほどかけて構想を練り、2021年10月に免許を取得した。21~23年度で市内15カ所に基地局設置を計画している。

 最初の基地局は21年10月、同社とオートリゾート苫小牧アルテン(樽前)に開設し、実用化に向けた課題を洗い出している。活用事例として、ごみ収集車にGPS(全地球測位システム)を設置し、プライバシーに配慮しながら独居高齢者の生存確認ができるシステムなどを想定している。

 同社は「23年度には市内全域を網羅する計画。今後、基地局の設置場所を調査したい」としている。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る