まん延防止措置解除 飲食店笑顔戻る どうみん割も再開 需要に期待

まん延防止措置解除 飲食店笑顔戻る どうみん割も再開 需要に期待
まん延防止等重点措置が解除され、徐々に客足が戻る飲食店=ココカフェ

 新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が21日で解除され、休業していた苫小牧市錦町や大町の飲食店は22日から営業を再開した。各店で、常連客が店主と談笑しながら食事を楽しむ光景が広がった。道の旅行助成事業「どうみん割」も再開し、観光関係者は旅行需要の回復に期待を懸ける。

 錦町のcoco cafe(ココカフェ)は1月下旬から休業。村上智恵店主(38)は、常連客から「開けたらまた行くね」と言われたのを励みに、オードブルの予約販売などで期間中をしのいだ。「再開までめちゃくちゃ長かった」と話し、笑顔で来店客を迎えた。室蘭市の会社員、福積仁志さん(47)は「友人の店を応援しようと来た。宿泊にどうみん割を利用し、とてもお得になった」と喜んだ。

 日時を決めテークアウト販売を続けてきた天ぷらダイニング天舟(錦町)も22日、営業を再開した。予約客2組を含め、約30席の客席がすべて埋まる時間帯もあり、スタッフを通常より1人増やして4人で対応した。船越哲治店主(64)は「すぐにはコロナ前に戻らないかもしれないが、予約は少しずつ入っている」という。

 パブオールドファッション(同)でも、伊勢康伸店主(55)が久しぶりの来店客をもてなした。休業中はSNS(インターネット交流サイト)で常連客と交流したほか、コミュニティーFM局の開局準備などをしてきた。「久しぶりに来てみると流れを忘れていた」と話す伊勢店主。予約はまだゼロだが「本業の仕事をしたかった。切り替えて通常の営業に戻したい」と前を向いた。

     ◇

 道民の道内旅行を最大半額(上限5000円)割り引く「どうみん割」の販売も22日正午から、再開した。4月以降は市の宿泊割引事業「とまとま割」も開始され、旅行客の増加が見込まれる。

 ホテル杉田(表町)では同日午前中から、どうみん割を利用した宿泊の問い合わせが相次いだ。佐藤聰代表(56)は「電話口から旅行したい気持ちが伝わってきた。感染防止と経済の両立が必要で、どうみん割の再開はありがたい」と喜ぶ。ただ、どうみん割の対象期間は4月29日のチェックアウトまで。佐藤代表は「ゴールデンウイーク以降どうなるか、道の考えを知りたい」と話す。

 苫小牧観光協会の藤岡照宏専務理事(65)は「重点措置の解除を歓迎する」としながらも「感染を警戒する動きもあり、観光地や飲食店に人が戻るか読めない部分もある」と懸念を示した。

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