次のステージで飛躍誓う―道栄・亀井 バスケ強豪日大へ進学

次のステージで飛躍誓う―道栄・亀井 バスケ強豪日大へ進学
ウインターカップ道予選でエースとして活躍した亀井。右は木村HC=昨年11月、札幌市

 今春、北海道栄高校を卒業した男子バスケットボール部の亀井柊吾=苫小牧市出身=が関東の強豪、日本大学に進学して競技を続ける。日大は同部の木村匡宏ヘッドコーチ(HC)の母校。亀井は「オールラウンドなプレーで得点源として活躍したい」と抱負を語った。

 日大は昨年の関東大学バスケットボール選手権大会の決勝で東海大に競り勝って15年ぶりに優勝。インカレでもベスト8に入るなど健闘した。メンバーには2020年のウインターカップ全国選手権大会で京都東山高を準優勝に導き、関東大学選手権大会でアシスト王に輝いたガード米須玲音(1年)が主力で活躍するなど躍進が期待されている。亀井は昨年12月に日大の競技部推薦入学試験に合格。「選手一人一人のスキルが高いチーム。スター選手と一緒にプレーできるのが楽しみ」と胸を膨らませている。

 道栄が初めて出場した2020年のウインターカップで、2年生の控えながら11得点を挙げる活躍を見せた亀井。昨年の高校総体北海道予選を終えてからはセンターのほかに、ガードのポジションにも挑戦。身長186センチと比較的大柄だが、ゴール下だけでなく3点シュートを高確率で決めるなどプレーの幅は広い。

 3年時にはエースとしてチームをけん引。昨年のウインターカップ道予選では2回戦で白樺学園に2点差で惜しくも敗れたが、第1代表として全国出場した全道王者との試合で存在感をアピールした。

 木村HCは大学4年時の2003年に主将としてインカレ優勝を経験している。亀井は母校に送り出す教え子の第1号。「亀井はウイングスパン(両腕を広げたときの長さ)が大きく、器用なプレーができる。上のレベルでやっていける実力はある」と期待は大きい。さらに「大学でもバスケットを続ける姿は下級生への励みになる。ウインターカップ道予選では不完全燃焼だったと思うので、その悔しさを胸に秘めて大学でも頑張ってほしい」とエールを送った。亀井は「木村先生のように日本一に貢献できるようなプレーヤーを目指す」と奮闘を誓った。

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