ビジット苫小牧観光会議(委員長・藤岡照宏苫小牧観光協会専務理事)は25日までに、苫小牧市観光振興ビジョンで掲げた目標を、2022年度から24年度に2年間先送りする方針を決めた。新型コロナウイルス感染流行により、市内の観光入り込み客数などが20、21年度に激減したことを踏まえた対応。市観光振興課は「ウィズコロナ、ポストコロナを見据え、各施策を実施していく」と強調した。
24日に市職員会館で会議を開き、市が観光振興ビジョン推進事業の進展状況を報告した上、目標変更など議案3件を承認した。同ビジョンに評価指標がある▽観光入り込み客数▽観光案内所の利用状況▽各種イベント観客動員数―の三つで、目標達成を22年度から24年度に変更する。20年度の実績、21年度の見込みについて、同課は「コロナ感染拡大で各指標は大幅に下回り、回復時期の見通しが立たない状況」と説明した。
観光入り込み客数は目標値260万人に対し、20年度は前年度比約80万人減の142万1000人、21年度見込みは150万人。観光案内所の利用状況は目標値4万件に対し、20年度は同約2万1000件減の1万3796件、21年度見込みは1万3000件。各種イベント観客動員数に至っては目標値55万人に対し、20年度はわずか1万7000人、21年度見込みも2万2000人にとどまる。
22~24年度のビジョン実施事業計画も承認。各イベントやPRなど官民52事業を盛り込み、新規は市の宿泊商品券事業「とまとま割」、事業者によるスパイス&クラフトビール夏祭り、フェリー航路活用事業の三つ。参加した委員からは「一つの大きな目的を作り、持続的にみんなで参画できる事業も考えては」など活発に意見が出された。
















