「アイヌ技法は 奥が深い」 浦河で イテセ教室

「アイヌ技法は 奥が深い」 浦河で イテセ教室
毎年好評のイテセ教室

 浦河町堺町東1の堺町生活館は昨年7月から、生活館活動推進事業」の一環で「手芸教室」と「イテセ教室」を開いている。

 同事業は1988年から続く事業。アイヌ技法で用いる手芸や手仕事の基礎を指導し、毎年受講希望者が定員を上回るほど好評だ。

 講師は同生活に常駐するアイヌ生活相談員の堀悦子さん(68)。96年から同相談員になり、講師は6年目になる。

 今年はイテセ教室(全12回)に5人が参加。3月はアットゥシ(はた)織りに取り組んでいる。堀さんは「若いうちからアイヌ技法を教えていかなければ伝わらない。昔の長老が行っていた作業を伝えていきたい」と話す。

 堀さんの織る姿を撮影した動画を見ながら、作業に取り組む教室の生徒原田智子さん(52)は、「材料の貴重さや工程の複雑さなどアイヌ技法は奥が深い」と感想を語った。

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