愛らんどベーカリー 障害者のやりがい支援 就労継続支援B型事業所 10年記念で創業祭

愛らんどベーカリー 障害者のやりがい支援 就労継続支援B型事業所 10年記念で創業祭
生き生きとパン作りに励む障害者ら

 苫小牧市新開町の「愛らんどベーカリー」が就労継続支援B型事業所としてパンの製造、販売を始めて今月で丸10年がたった。苫小牧に本部を構える社会福祉法人ビバランドが運営する事業所で、知的障害者たちがやりがいを感じながら働き続けられるよう支援してきた。4月は創業祭と銘打ち、買い物客を対象とした抽選イベントを行う。

 愛らんどベーカリーは、同法人が運営する知的障害者の通所授産施設「愛らんど」の分場として2003年、新開町に開設されたパン工場が前身。定員10人でスタートしたが利用希望者が多かったため、05年に定員を19人に増員した。手狭になったこともあり、11年に現在の工場兼店舗を建設。同年2月のリニューアルオープンを経て同4月、定員20人の就労継続支援B型事業所として新たな一歩を踏み出した。

 働いて社会と関わりたい―と望む知的障害者にパンの製造や販売の仕事を提供。店舗販売のみならず、市内外のイベント会場や企業などへの出張販売に力を入れてきた。公共施設、病院の売店にもパンを卸すなどして市民に愛される「まちのパン店」を目指してきた。

 クラシックカー展示や手作り雑貨の展示販売、廃タイヤの無料引き取りなど障害者と市民が交流しながら相互理解を深める活動にも注力。食品ロス削減へ、売れ残ったパンを安価で提供する朝食バイキングや子ども食堂企画なども手掛けた。

 同事業所の長畑美晴支援主任は「ここでの仕事を生きがいにしている利用者も多く、本当にありがたい」と感謝。「新型コロナウイルス禍でイベントの自粛が続き、市民との交流機会が減ってしまっており、11年目はもっと増やすことができれば」と話す。

 創業祭では300円以上買い物ごとに1回、割引券やパンの引換券などが当たるくじ引きに参加できる。期間は4月1~30日。同月は桜の葉を入れたシフォンケーキも限定販売する。

 午前9時半~午後3時。日曜、祝日定休。問い合わせは同店 電話0144(52)5656。

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