新規感染者数が増加 若年層7割超す 知事「再拡大を警戒」 コロナ対策本部

新規感染者数が増加 若年層7割超す
知事「再拡大を警戒」 コロナ対策本部
増加傾向にある全道の感染状況を分析した対策本部会議=30日午後4時40分ごろ、道庁

 道は30日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、道内の感染状況を分析した。横ばいで推移してきた新規感染者数は前週の同じ曜日を3日連続で上回り、増加傾向に転じている。鈴木直道知事は年度替わりの時期で「普段会わない人と接触する場面が多くなる」と指摘。「今後の再拡大への警戒感を維持していく必要がある」と述べ、道民に健康管理、マスク着用など基本的な感染防止対策の徹底を呼び掛けた。

 29日時点の全道の感染状況は(1)病床使用率16・0%(2)重症病床使用率3・0%(3)人口10万人当たりの新規感染者数213・7人(直近1週間)(4)10万人当たりの療養者数301・6人(同)―に。前週に比べ、4指標のうち(1)と(2)は減少傾向が続いているが、(3)と(4)は増加している。

 新規感染者数の年代別では30代以下が7割を超え、若年層が感染確認の中心となっているのが特徴。知事は「これまでの感染拡大局面を振り返ると、若年層で感染が広がり、それが高齢者にも伝播(ぱ)し、医療の負荷が高まってきた経緯がある」と説明。進学、就職、人事異動シーズンを迎え「新しい人との顔合わせが多くなる」とし、歓送迎会では「第三者認証店を選び、会話の時はマスクを着用するなど、飲食の場面から感染が広がることを抑える行動が必要」と述べた。

 ワクチン3回目接種の状況は28日現在、北海道は38・5%で全国(39・7%)を依然、下回っている。対策会議では集中的な広報・啓発活動を実施するなどして、3回目接種の加速化を図ることを確認した。

 また、知事は「社会経済活動の回復へ向けての取り組みを進めていくことも重要になる」と強調。4月1日からは旅行助成事業の「どうみん割」の利用範囲を東北地方にも拡大していく方針を示した。

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