プロボクシングの世界バンタム級２団体統一王者の井上尚弥（大橋）が、６月７日にさいたまスーパーアリーナで世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）同級王者のノニト・ドネア（フィリピン）と王座統一戦を行うことが決まり、３０日に主催者が発表した。

　両者は２０１９年１１月にワールド・ボクシング・スーパーシリーズ（ＷＢＳＳ）バンタム級決勝で対戦し、井上尚が１２回判定勝ちを収めて優勝した。記者会見に臨んだ井上尚は、「必ず前回以上の内容で勝つことを約束する。（前戦の続きの）１３ラウンド目からの戦いだと覚悟を決めて挑む」と力を込めた。

　世界５階級制覇のドネアは、ビデオメッセージで「もう一度やりたいと思っていた。本当に楽しみだ」と語った。

　戦績は世界ボクシング協会（ＷＢＡ）スーパー、国際ボクシング連盟（ＩＢＦ）統一王者の井上尚が２２戦全勝（１９ＫＯ）。ドネアが４２勝（２８ＫＯ）６敗。