アイヌ文様のタペストリーなど紹介 「フッチコラチ」が作品展  白老

美しいアイヌ文様の刺しゅう作品を展示

 白老町のしらおいイオル事務所チキサニで、町内のアイヌ文様刺しゅうサークル「フッチコラチ」(岡田育子代表)の作品展が開かれている。5月18日まで。

 会場では、メンバーが制作したタペストリーやランチョンマット、ポーチ、トートバッグ、着物など48点を紹介。渦巻き模様の「モレウ」など伝統の文様を生かし、現代風の色使いとデザインを取り入れた美しい刺しゅう作品が並ぶ。

 鑑賞は無料で、午前9時~午後4時。月曜休館。問い合わせはチキサニ 電話0144(82)6301。

 フッチコラチは、北海道アイヌ協会から優秀工芸師に認定されている岡田さんが1997年に設立。アイヌ語のサークル名は「おばあさんのように」との意味で、「一針一針に愛情を込めて縫い物をしたおばあさんのようになりたい」との思いを抱きながら、川沿生活館を拠点に縫い物や刺しゅうの活動を続けている。

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