野口観光が入社式 社会人として踏み出す

野口観光が入社式 社会人として踏み出す
野口観光の入社式で決意表明する新入社員の小原さん(左)

 新年度が始まった1日、ホテル業の道内大手、野口観光(本社登別市、野口秀夫社長)の入社式が同市登別温泉町の登別石水亭で行われた。同社の道内各地のホテルに配属された新入社員28人(前年度比7人増)と苫小牧市の職業訓練校・野口観光ホテルプロフェッショナル学院に社員扱いで入学した39人(同9人減)の計67人が、社会人としての第一歩を踏み出した。

 式では野口社長が「新型コロナウイルスの流行によって、皆さんは学生生活の中でリモート授業、面接など初めてのことを克服してきた。社会に出ても初めてのことに取り組むことになる。立ち止まることは沈むことに等しい。一歩でも半歩でも前進する気持ちを胸に、真摯(しんし)な気持ちを忘れず、乗り越えていってほしい」とエールを送った。

 新入社員全員を代表して章月グランドホテル(札幌市南区定山渓温泉東)に勤務予定の小原詩奈(うたな)さん(22)が「1人でも多くの方に満足いただくために新人としてできることは心のこもったあいさつと笑顔。何ごとにも全力で取り組み、フレッシュに日々精進していく」と誓った。

 新入社員は今後、登別、洞爺、函館、北湯沢、層雲峡、奥湯河原、定山渓などにある関係先のホテルに勤務する。

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