JR北海道は1日、2022年度の事業計画を発表した。「鉄道利用の回復」、コロナを見据えた「外的要因に強い事業構成の見直し」、「災害対応力の強化」を柱に据えた。
事業構成の見直しでは、不動産事業で札幌市内の北3西12地区、手稲地区、桑園社宅用地でマンション、商業施設の複合開発やサービス付き高齢者向け住宅「ブランJR」を展開する。ホテル事業で「JRイン」の新規出店の検討。小売業では札幌駅の「えきなか開発」で新業態店舗を出店し収益を確保する。
鉄道事業の収益確保では、来年4月開業の北広島市の北海道ボールパークFビレッジに合わせ、ナイター開催時に最大1万3500人を輸送できる臨時列車を運行する。
一方、事業計画では、安全の再生、自社単独では維持困難な線区の解決、若手社員の退職対策など8施策に取り組む。このうち安全の再生では、快速エアポートを運行する千歳線に排雪モーターカーロータリー体制を3台に増補。単独で維持困難な線区の解決では、バス転換1年を迎えた日高線で4月のダイヤ改正からえりも―苫小牧間のジェイ・アール北海道バス特急「とまも号」(1日1往復)で、バス停を11カ所追加して利便性を向上する。6月には車いす対応のエレベータ・トイレ付き新車を導入する。
また19年に165人、20年183人、21年には198人と相次いだ若手社員の自己都合退職対策で、21年ぶりに賃金を見直した。自己都合退職者の再雇用(カムバック制度)や希望職種に就ける系統間異動、福利厚生で地方の社宅・寮の計画的な建て替えに取り組む。
















