ロ軍撤収後,民間人410遺体 ウクライナ大統領 「集団虐殺」と非難

ロ軍撤収後,民間人410遺体 ウクライナ大統領 「集団虐殺」と非難

 【イスタンブール時事】ロシア軍が地上部隊を撤収させたウクライナの首都キーウ(キエフ)周辺で民間人とみられる遺体が多数見つかっている問題で、ウクライナ司法当局は3日、これまでに各地で民間人計410人の遺体が発見されたと発表した。当局はロシア軍による戦争犯罪の可能性が濃厚とみて、捜査を続けている。

 キーウ北西のブチャをめぐっては2日以降、通りに数多くの遺体が放置された様子が現地からの報道で伝えられ、国際社会に衝撃を与えた。

 ゼレンスキー大統領は3日、米CBSテレビのインタビューで「ジェノサイド(集団虐殺)だ」と非難。ロシアのプーチン大統領のみならず、命令を下した全ての軍司令官らも「適切に処罰されなければならない」と訴えた。

 ロイター通信によると、ブチャの市長はロシアの部隊に住民300人が殺されたと述べた。ブチャは撤収前、ロシア南部チェチェン共和国から送り込まれた戦闘員の支配下にあったという。

 一方、ロシア国防省は3日の声明で、ブチャでの民間人殺害への関与を否定。報じられた写真や動画は「挑発」で「ウクライナの政権が演出した」と主張し、ウクライナ側がロシア軍の罪をでっち上げたという認識を示した。

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