松山、不安抱え本番へ 史上4人目の 連覇に挑戦

松山、不安抱え本番へ 史上4人目の 連覇に挑戦
オーガスタ・ナショナルGCの練習エリアで笑顔を見せる松山英樹=3日、米ジョージア州オーガスタ(AFP時事)

 
【オーガスタ(米ジョージア州)時事】男子ゴルフのメジャー第1戦、マスターズ・トーナメントは7日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGCで開幕する。昨年、アジア勢として初制覇を遂げた松山英樹(30)が史上4人目の連覇に挑む。

 2021~22年シーズンはZOZOチャンピオンシップとソニー・オープンに勝って既に2勝。ただ、前週の試合を背中付近の痛みのため途中棄権しており、不安を残して大舞台を迎える。

 松山は3月上旬の大会で違和感を訴え、出場予定だったその後の2大会はプレーしなかった。練習再開後は「痛みはだいぶ取れてきた」と前向きに話していたが、4週ぶりとなった前週の実戦で再び痛みが出たという。

 マスターズ出場は11回目。力強いスイングを取り戻せなければ、苦しい戦いを強いられるが、攻め方をよく知るコースだけに、持ち前の粘り強いプレーで打開したい。日本勢は金谷拓実とアマチュアの中島啓太(日体大)も出場する。

 海外勢では、世界ランキング1位に立ったスコッティー・シェフラー(米国)にツアー初Vを含む今季3勝と勢いがある。松山と昨年優勝を争った東京五輪金メダルのザンダー・シャウフェレ(同)、今季2勝のキャメロン・スミス(オーストラリア)らも上位をうかがう。ロリー・マキロイ(英国)はグランドスラム(メジャー4大会制覇)が懸かる。

 過去5勝のタイガー・ウッズ(米国)は大会初日まで出場を模索する。昨年2月の自動車事故で右脚などに重傷を負ったが、出場すれば事故後、初の公式戦になる。

マスターズゴルフの連覇

ジャック・ニクラウス(米国)(6) 1965、66年

ニック・ファルド  (英国)(3) 1989、90年

タイガー・ウッズ  (米国)(5) 2001、02年

(丸数字は優勝回数)

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