苫小牧市内の空手道場、優至会塚本道場の塚本悠剛(青翔中1年)は、2月に神奈川県で開かれた第1回極真全日本ジュニアファイナルカップ小学6年生男子軽量で優勝した。葛西龍生(同)と塚本大剛(拓進小5年)も各部門で準優勝するなど、道場仲間の刺激になっている。
大会時は拓進小6年だった塚本悠は8人のトーナメントを見事制し、3度目の全日本チャンピオンに輝いた。1回戦から難敵とぶつかったが、突き技で押して判定勝ち。決勝はガードを固めて隙を突く攻撃で撃破した。「最近は上段に技を受けて負けることが多かったのでガードを意識した」と語った。
次は四つ目のタイトルとなる6月のグランドチャンピオン決定戦連覇に挑む。「勝ってトロフィーを持ち帰りたい」と意気込んでいる。
葛西(大会時拓進小6年)は小学6年生男子重量で準優勝。準決勝では前に出て来る相手に積極的に攻撃を仕掛けて判定勝ち。決勝では突き技を受けたことが決め手となり判定負け。「膝蹴りで反撃したけど相手の突きが強かった」と悔しさをにじませた。
今回、全日本大会では初入賞。自宅でもサンドバッグを相手に突きや蹴りを練習してきた成果が実を結んだ。「これからも毎日練習を積んで次は優勝したい」と目標が定まった。
塚本大は小学4年生男子重量で準優勝。20人のトーナメント戦で決勝まで勝ち上がったが手数とパワーで押され、惜しくも判定で敗れた。「技のバリエーションも少なかった」と反省を口にした。課題は今回試合で出せなかった蹴り技の習得。「スタミナもつけて次こそ全日本優勝を狙う」と抱負を語った。

















