にぎわい徐々に戻る GW控えさらなる回復期待 新千歳

にぎわい徐々に戻る GW控えさらなる回復期待 新千歳
買い物客が戻ってきた新千歳空港国内線ビルの店

 北海道の空の玄関口・新千歳空港がにぎわいを取り戻しつつある。新型コロナウイルス感染流行の「第6波」で旅客需要が減り、国内線ターミナルビル内の各店も打撃を被っていたが、3月21日の「まん延防止等重点措置」の終了に前後して客足が回復。ゴールデンウイーク(GW)は、航空各社ともほぼコロナ前の運航水準を予定しており、関係者一同で「反転攻勢」を期待している。

 ターミナルビルで道産フルーツ、チーズやワインなどの直営5店を運営する北海道興農社(安平町)は1、2月、売り上げがコロナ前に比べて約4割減ったが、同社は「最近は『自分買い』をする方も多く、売り上げもコロナ前に戻ってきた」と説明する。重点措置期間中の3連休(3月19~21日)から、家族連れや旅行客の利用が増え、「今年こそGWに期待したい」と意気込む。

 3月30日に同空港初の畜産品専門店「B―style’s(ビースタイル)」をオープンした札幌バルナバフーズ(札幌市)も「重点措置が終わり、今が好機」と捉える。進学や転勤などに伴う春の移動期が一段落し、GW前は若干の閑散期を迎えるものの、「目新しさが受けているようで、搭乗を待ったりするついでに買い物される方が多い。GWに旅客が増えれば、さらに利用も増えるだろう」と展望する。

 日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)など航空各社は2、3月、航空需要の減退を踏まえて減便率を拡大。4月も北海道発着路線の減便対応を続けているが、GWはおおむねコロナ前の水準に戻る予定。JALは減便率1・1%、ANAは減便率2・9%とほぼ計画通りで、今後は一定の需要増を見越し、GW中に主要幹線路線で臨時便運航も計画されそうだ。

 空港を管理・運営する北海道エアポート(HAP、千歳市)は「3月の3連休、春の移動期も加わって、多くの方が空港に来られた」と言う。週末はA・B駐車場が満車になり、入場待ちの車両が長い列をつくるコロナ前の光景も復活し、「GWに向けて航空需要の回復を期待している」と強調する。

 ただ、HAP自体が今年度の旅客数想定を2パターン用意したように、コロナの状況次第で左右される局面は続いており、「今後も見通しは立てづらい」としている。

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