最終戦でハンガリーに完勝―ディビジョンⅠグループA・全勝優勝決める〔アイスホッケー女子U18世界選手権〕

最終戦でハンガリーに完勝―ディビジョンⅠグループA・全勝優勝決める〔アイスホッケー女子U18世界選手権〕
全勝優勝を飾ったU18女子日本代表=写真:JIHF Photo 永山礼二

 U18世界選手権ディビジョン1グループA(2部相当)最終日は8日、ハンガリーのジェールでリーグ戦2試合が行われた。優勝と来季のトップディビジョン昇格を決めていた日本は、7―0でハンガリーに快勝しリーグ4戦全勝の勝点12。フランスは延長戦の末3―2でイタリアを破り、3勝1敗の勝点8で2位となった。

 開催国ハンガリーとの最終戦で日本は第1ピリオドから猛攻を仕掛けた。2度あった数的優位なパワープレーでDF岸部(Daishin)、主将のFW鎌田(道路建設ペリグリン)が得点するなど一挙4点。第2ピリオド以降も攻めの姿勢を崩さず、この試合44本のシュートを浴びせた。

 チームを率いた元アジアリーグ東北フリーブレイズの笠原裕二郎監督は、日本アイスホッケー連盟のインターネット交流サイト(SNS)を通じて「目標としていた全勝優勝ができてうれしい。世界情勢が不安定な中、選手たちはとてもいい準備をして最後まで戦い抜いてくれた」とコメントした。

 新型コロナウイルスの影響で2年ぶり開催となった大会は3日に開幕。日本、ハンガリー、フランス、イタリア、ノルウェーの5カ国が参加し競技6日間で総当たり戦を展開した。

 日本は2019年1月に帯広市で行われた世界選手権トップディビジョンで最下位となり、ディビジョン1グループAに降格。20年1月の選手権(ドイツ)は最終節でドイツに1―2で競り負け2位と惜しくも昇格を逃していた。

日  本7―0ハンガリー
 ▽得点者【日】岸部(野呂莉)野呂莉(村上、篠田)下向(伊藤麻)鎌田(佐藤虹、伊藤麻)佐藤礼(鎌田、下向)佐藤礼(鎌田、下向)下向(伊藤麻)▽GK【日】竹中
フランス3―2イタリア

―グループA最終順位
(1)日本    4勝   勝点12
(2)フランス  3勝1敗 勝点8
(3)イタリア  2勝2敗 勝点5
(4)ハンガリー 1勝3敗 勝点4
(5)ノルウェー 4敗   勝点1

―U18女子日本代表メンバー
GK 川口 莉子  Daishin
GK 竹中梨々奈  帯広クレインズレディース
DF 堤  京香  Daishin
DF 篠田  安  帯広クレインズレディース
DF 佐藤 礼那  帯広クレインズレディース
DF 中條 夢叶  Daishin
DF 奥村 菜月  VORTEX札幌
DF 岸部冴菜沙  Daishin
DF 佐藤 虹羽  Daishin
FW 伊藤 麻琴  Daishin
FW 下向  雛  IRONBOUNDHockey
FW 野呂 里桜  Daishin
FW 野呂 莉里  Daishin
FW 鎌田 美南  道路建設ペリグリン
FW 清川 瑠花  トヨタシグナス
FW 村上 和心  釧路ベアーズ
FW 梅森 遥愛  高須クリニック御影グレッズ
FW 田邊 真希  トヨタシグナス
FW 松本 理子  トヨタシグナス
FW 伊藤 小桃  トヨタシグナス

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