苫小牧漁業協同組合の錦多峰さけ・ますふ化場(苫小牧市錦岡)で、サケの稚魚がすくすくと成長し、20日以降の旅立ちに備えている。最大で体長5センチ、体重1・5グラム。同漁協は「無事に帰ってきてもらうため、少しでも大きく育てて放流したい」としている。
胆振管内さけ・ます増殖事業協会(白老町竹浦)のふ化事業を受託した毎年恒例の「育てる漁業」。昨年8~11月に錦多峰川で親魚約1万4000匹を捕獲し、受精卵約380万粒を確保した。近年の秋サケの著しい不漁を象徴するように、受精卵は前年を約100万粒も下回った。
ふ化した稚魚は飼育池に放しており、餌をおねだりするように水面からジャンプ。小さいながらも銀りんが光り輝き、同漁協は「今年も成長は順調」と説明する。約100万匹ごとに1日50~60キロの餌を与えており、「ゴールデンウイーク前後で本格的に放流できれば」と話す。
放流は例年、錦多峰川河口の水温が常時5度を超える4月下旬~5月中旬。
















