苫小牧卓球選手権大会ホープス・カブの部兼全道予選会、苫小牧ホープス卓球大会団体戦は9日、苫小牧市川沿公園体育館で各種目が行われた。北海道菊卓会が5部門制覇。小学4年生以下のカブ男子では佐藤裕眞(佐藤クラブ)が頂点に立った。
小学年代最高峰の全日本選手権ホープス・カブ・バンビ(7月、兵庫県)、全国ホープス大会(8月、東京都)につながる最初の関門は苫小牧卓球連盟が主催した。
苫小牧選手権は東胆振の30人が出場。男子ホープス(小学5、6年)、男女カブの各部門は2組の予選リーグと決勝トーナメント、女子ホープスは総当たり戦を繰り広げた。苫小牧ホープス大会は男子が4チームの総当たり戦、女子は2チームによる1試合が行われた。
大会出場の全選手、チームが5月の道大会(深川市)出場権を得た。結果は次の通り。
◇苫小牧選手権
【男子】
ホープス
▽決勝トーナメント決勝 近田蓮(北海道菊卓会)3―0渡邊幸樹(North Champ TTC)▽同1回戦 近田3―0後藤啓太(北海道菊卓会)、渡邊3―2菊池瑛仁(北海道菊卓会)
カブ
▽決勝トーナメント決勝 佐藤裕眞(佐藤クラブ)3―0及川竜典(苫小牧ジュニア)▽同1回戦 及川3―0田澤昊汰(北海道菊卓会)、佐藤3―0稲場文哉(North Champ TTC)
【女子】
ホープス
▽リーグ戦 中村百花(北海道菊卓会)3―0白井あづさ(North Champ TTC)、中村3―0小林陽葵(TTC上厚真)、小林3―2白井
カブ
▽決勝トーナメント決勝 藤田小百合(北海道菊卓会)3―0近森なつの(同)▽同1回戦 藤田3―0下村陽愛(苫小牧ジュニア)、近森3―0佐々木蒼空(苫小牧ジュニア)
◇苫小牧ホープス大会
【男子】
▽順位 (1)北海道菊卓会 3勝(2)苫小牧ジュニア 2勝1敗(3)North Champ TTC A 1勝2敗
【女子】
▽決勝 北海道菊卓会5―0TTC上厚真
―丹羽卓球スクール生、初出場
2020年春にオープンした丹羽卓球スクール=苫小牧市緑町1=から、記念すべき大会参加選手第1号が誕生した。
男子カブに挑んだ枳穀(きこく)=沼ノ端2年=。五輪メダリストの丹羽孝希(スヴェンソン)を育てた父・孝司代表に「楽しんでプレーしよう」と声を掛けられながら、6人の予選リーグAで3勝2敗と健闘した。枳穀は「全部負けると思っていたけどチャンスボールをしっかり打てたし、動きながらプレーもできた」と胸を張った。
母の影響で5歳ごろからスクールに通い始めた。「大会に出たいなら」と丹羽代表の助言もあって3週間ほど前から週5回スクールに通い詰め、力をつけてきた。「きょうの大会出場をきっかけに、もっと卓球を好きになってくれたら」と代表は期待する。
5月には道大会出場を控える。「シングルスとかダブルスとか、いろんな種目があって楽しい」と競技の面白さを表現し、「相手のサーブをちゃんと返せるようにしていきたい」と技量向上に意欲は尽きない。
スクールには他にも十数人の小中学生が在籍している。丹羽代表は「少しずつ大会に出られる選手が増えればうれしい。まず本人たちが上手になりたいと意欲的になれるように、卓球の楽しさを伝えていきたい」と語った。






















