トヨタ北海道30周年記念事業 市美術博物館で特別展 7月16日から

トヨタ北海道30周年記念事業 市美術博物館で特別展 7月16日から
特別展で展示するグスタフ・クリムト「人生は戦いなり(黄金の騎士)」(1903年、愛知県美術館蔵)=提供

 苫小牧市勇払の自動車部品製造業、トヨタ自動車北海道(北條康夫社長)は12日、創業30周年記念事業の概要を発表した。市美術博物館と共催で特別展「芸術の都ウィーンとデザインの潮流」を7月16日~8月28日に開く。同社は地域に支えられ、育てられた感謝の思いを込めて、入場無料にする。

 展示構成は大きく分けて二つ。「ウィーン世紀末とその時代」では、オーストリア・ウィーンの巨匠グスタフ・クリムト(1862~1918年)をはじめ、エゴン・シーレ(1890~1918年)、オスカー・ココシュカ(1886~1980年)らの鉛筆画やリトグラフ、油彩といった絵画作品を紹介する。

 「工業デザインの潮流」は、19世紀末から20世紀にかけて、ウィーン工房のテキスタイルデザインをはじめ、美と機能性を併せ持つ椅子、調度品などの工業デザインを紹介。展示品は計64点を予定しており、愛知県美術館、豊田市美術館、トヨタ自動車、トヨタ産業技術記念館が協力する。

 同社は「地域の皆さまに支えられて30周年を迎えることができた」と強調。25周年の際も市美術博物館で入場無料の絵画展を開き、多くの市民が観覧に足を運んだ経緯を踏まえ、「今回も感謝の気持ちを込めて記念事業を企画した。多くの方に少しでも喜んでいただければ」と話している。

 同社は道内最大手の自動車部品製造業。設立は1991年2月だが、92年10月の生産開始にちなんで周年行事を展開。創立記念日は93年に竣工(しゅんこう)式を行った9月6日。

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