駒大苫小牧高校男子バスケットボール部に、西アフリカのセネガル出身のニョンヌ・ハシム(2年)が入部した。2020年入部のティオウネ・ババカル(3年)に続き2人目の留学生。身長205センチの大型新人は「ウインターカップで優勝して日本一をつかむために勝利に貢献したい」と初シーズンの意気込みを語った。
ニョンヌは14歳からバスケットボールを始めた。勉学と部活動に力を入れたい―と昨年4月に駒大苫に入学したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、待機を余儀なくされた。セネガルでは1年間オンラインでの授業を受け、3月上旬に待ちに待った来日となった。今年度から2年生として在籍する。
持ち味は長身を生かしたダンクシュート。ドリブルやシュートも得意とし、迫力のあるプレーが期待されている。同部の田島範人ヘッドコーチは「身長が高く、多方面のプレーが器用。部員とも仲良くやっている」と評価。ポジションについては「オールラウンダーとして活躍してほしい。これから試合を重ねて適性を判断したい」と話している。
ニョンヌはチームに合流し「仲間といることが楽しい。練習も声を出して頑張りたい」と意欲を示している。日本の印象について「ご飯がすごくおいしくて、日本人の親切なところも好き」。将来の目標について「今は何も決めてない。まずは駒沢で日本一を取るために、全力で頑張りたい」と意気込む。
身長181センチの平田峻大主将(3年)は「明るい性格で気持ちも強く、チームに新しい風が吹いた。オールラウンダーとして攻守で頼れる存在になってほしい」と歓迎している。




















