丸駒温泉旅館 再建懸けリニューアル レストランや客室大規模改装

丸駒温泉旅館 再建懸けリニューアル レストランや客室大規模改装
抗菌畳に張り替えるなど大改装された客室

 千歳市幌美内の丸駒温泉旅館(日生下和夫社長)は5月1日、いろり会席用レストランの新設や客室の大規模改装などを施し、リニューアルオープンする。「こころのふる里」をコンセプトに、アフターコロナを見据え、これまで以上に清潔と快適を重視した秘湯の温泉宿を目指す。

 2004年に大浴場を改装して以来の大規模なリニューアル。新設した夕食レストラン「薄雪草」は、いろり付きのテーブル7卓を配置し、炭焼きなどの会席料理を提供する。従来のいろりの食事処は全ての宿泊者に対応できなかったが、同レストランの開設で「一定のニーズに応えられる」とみている。

 客室は55室のうち湖側の38室すべてを一新。壁紙を張り替え、抗菌畳にした。和室も畳に布団を敷く形からローベッドに変更。ベッドマットは同旅館と日本ベッド製造が共同開発したオリジナル寝具で、体を支えた上で優しい寝心地を追求したという。

 展望露天風呂には、男性側は石造り、女性側は木造りの水風呂を新設。サウナブームも意識し、湖岸の朝日を見ながらの温冷浴をアピールする。

 同旅館は1915年創業で、81年に株式会社化。昨年8月、従来の経営難にコロナ禍が直撃し、民事再生法の適用を申請した。現在は中小企業の再生を支援するルネッサンスエイト投資事業有限責任組合(東京)の支援を受け再建中で、リニューアルもその一環。日生下社長は「丸駒の自然を大切にする気持ちは変わらない。この先も快適に過ごしていただけるよう、お客さまをお迎えしたい」と話している。

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