日本中央競馬会は14日、第82回皐月(さつき)賞(G1、17日、中山競馬場、芝2000メートル)の出走馬18頭と枠順を発表し、昨年末のホープフルステークス(G1)を制したキラーアビリティは2枠4番に入った。
朝日杯フューチュリティステークス(G1)を勝った武豊騎乗のドウデュースは6枠12番。ともに2戦2勝のダノンベルーガは1枠1番、イクイノックスは8枠18番。
(1)1ダノンベルーガ
57川 田
(1)2アスクビクターモア
57田 辺
(2)3トーセンヴァンノ
57木幡巧
(2)4キラーアビリティ
57横山武
(3)5グランドライン
57三 浦
(3)6ジャスティンロック
57戸 崎
(4)7ボーンディスウェイ
57石 橋
(4)8ダンテスヴュー
57吉田隼
(5)9サトノヘリオス
57岩田望
(5)10ジャスティンパレス
57Mデム
(6)11オニャンコポン
57菅原明
(6)12ドウデュース
57武 豊
(7)13ビーアストニッシド
57和田竜
(7)14ジオグリフ
57福 永
(7)15ラーグルフ
57丸 田
(8)16デシエルト
57岩田康
(8)17マテンロウレオ
57横山典
(8)18イクイノックス
57ルメー
(注)MデムはM・デムーロ、ルメーはルメール
父はキタサンブラックのイクイノックス
中央競馬の3歳牡馬クラシックレースは、17日の第82回皐月(さつき)賞(G1、中山競馬場、芝2000メートル)で幕を開ける。昨年の2歳G1を制したドウデュースとキラーアビリティが注目を集める中、デビューから2連勝のイクイノックスが約5カ月ぶりの実戦に臨む。
昨年8月の新馬戦で2着に6馬身差をつけて圧勝した。前走の東京スポーツ杯2歳ステークス(G2)では、残り600メートルを32秒9で駆け抜け、類いまれな瞬発力を披露。いずれも堂々の勝ちっぷりで、大物感を漂わせた。
父はG17勝を誇り、2年連続で年度代表馬に選出されたキタサンブラック。オーナーが歌手の北島三郎さんだったこともあり話題の人気馬だった。イクイノックスは、種牡馬となって初年度の子になる。
デビュー3戦目で優勝すれば、2歳戦が実施されるようになった1946年以降では最少キャリアでの皐月賞制覇となり、2020年にコントレイルがマークした前走からの最長間隔勝利記録も大幅に更新する。
舞台は初めての右回りで、比較的小回りでもある中山コース。クリストフ・ルメール騎手は「またパワーアップした。絶対にいい競馬をする」と自信を示す。トライアルレースを見送り、満を持して挑むクラシック戦線の主役になれるか。

















